分離コンタクトコール
分離コンタクトコールは、仲間や飼い主さんと離れたときに、呼びかけをくり返す声だよ。いわゆる呼び鳴きのことなんだ。研究で「コンタクトコール」と呼ばれる声を、AIとりリンガルが3つに分けたうちのひとつだよ。
ひと目でわかる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 聞こえ方の目安 | 「ピーッ」「ピッピッ」と呼ぶ声を、返事がないまま何度もくり返す(呼び鳴き) |
| 出る場面 | ひとりでケージにいるとき、仲間や飼い主さんの姿が見えないとき |
| 気持ち | AIとりリンガルでは、不快、落ち着き側 |
| AIとりリンガルでの画面の言葉 | 不安・寂しさ |
どんな声?
コンタクトコールは、仲間と離れたときに使われる声だよ [2]。長く歌うワーブルは小さな声で近い距離で歌われるけれど、コンタクトコールは、離れたときに大きな声で鳴かれるんだ [1]。
AIとりリンガルでは、ふだんのコンタクトコールと同じ音の作りで、返事がないと鳴く間隔が短くなり、声が大きくなっていくものを、この種類としているよ。この「だんだん詰まる」パターンは、AIとりリンガルが判定の手がかりとして置いているもの。研究でたしかめられた区分ではないよ。
どんなときに出る?
AIとりリンガルは、群れや飼い主さんから離されたときや、ケージにひとりでいるときを、場面の手がかりにしているよ。同じ調子で長い時間くり返し鳴いていることも、この種類を見分ける手がかりなんだ。
どんな気持ち?
AIとりリンガルでは、離れた相手を呼ぶ場面で出ることから、不快の側に置いて、画面には「不安・寂しさ」と表示するよ。声が大きくても「落ち着き側」に置いているのは、気持ちの区分を、声の大きさではなく出る場面から決めているためなんだ。
研究では、近い距離で歌うワーブルは小さな声、離れたときのコンタクトコールは大きな声とされているよ [1]。声の大きさは相手との距離でも変わるので、AIとりリンガルは大きさだけで興奮の度合いを決めないんだ。
どうしてあげるといい?
コンタクトコールは、仲間との位置のたしかめ合いに使われる声だよ [1]。別の部屋から、声で応える方法があるんだ。ずっと鳴きつづける、ほかの様子もいつもとちがうなど気になるときは、鳥を診られる動物病院に相談してね。
音のとくちょう
研究でわかっていること
コンタクトコールは短く、強い周波数変調(音の高さが大きく動く変化)を含むよ [1]。持続という鳴いている長さはおよそ100〜300ミリ秒で、周波数という音の高さを表す値は2〜4kHzとされているんだ [1]。仲間と離れたときには、大きな声で鳴かれるよ [1]。
AIとりリンガルが目安にしている値
AIとりリンガルの典型パターン
AIとりリンガルは、長さ100〜300ミリ秒、周波数2.0〜4.0kHzを目安にしているよ。ふだんのコンタクトコールと同じ音の高さの変化があり、粗さ(音のざらつき)が低く、純度(音の澄みぐあい)が高い声。返事がないと鳴く間隔が短くなり、声が大きくなることが、判定の手がかりだよ。
典型パターンとして置いている値は、粗さ20、純度75、帯域40、持続25、AM30、エネルギー65だよ。これらは研究の測定値ではなく、AIとりリンガルが決めた目安なんだ。
AIとりリンガルではどう判定するの?
録音から結果が出るまでの流れと、6つの音のとくちょうの意味は、分類の作り方にまとめているよ。ここでは、分離コンタクトコールに関わる部分を紹介するね。
3つのコンタクトコールは、音の作りと音の高さの範囲が同じなので、鳴く間隔や声の大きさの変わり方、場面で分けるよ。分離コンタクトコールでは、返事がないまま間隔が詰まり、声が大きくなることが、いちばんの手がかりなんだ。
落ち着き・興奮と画面のことばは、プログラムが決めるよ。ふだんは「不安・寂しさ」。ただし、はかった値がエネルギー70以上で、帯域60以上か鳴く頻度が高いときは、1段興奮側に動いて「不快・不安」になるよ。2段は動かさず、快・不快も変えないんだ。
にている声との見分けかた
- 興奮コンタクトコール:うれしい場面で、つづけて勢いよく鳴くよ。飼い主さんが戻ってきた直後なら、こちらが近いと考えられるんだ。
- 穏やかコンタクトコール:仲間がそばにいて、ときどき鳴く声だよ。
- 餌乞い声:高い声で、せがむようにくり返す声なんだ。
参考文献
- Tu, Osmanski & Dooling(2011). Learned vocalizations in budgerigars (Melopsittacus undulatus): The relationship between contact calls and warble song. JASA 129(4). https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3087398/
- Farabaugh, Linzenbold & Dooling(1994). Vocal plasticity in budgerigars. Journal of Comparative Psychology.
うちの子の声をきいてみよう
この声がうちの子のどの声に当たるのか、AIとりリンガルで録音してたしかめられるよ。スマホのブラウザで使えて、Googleアカウントでログインすると、写真をとうろくしなくても3回までためせるよ。
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